三宅凰白三宅凰白自筆 立雛図 掛軸(共箱)
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三宅凰白三宅凰白自筆 立雛図 掛軸(共箱)
内裏雛が伝統的な並びで配置され、着物の柄まで繊細に描かれています。風俗画を得意としている凰白ですので、正確な資料を参考に描かれたのだと思います。人形の御顔もきれいで、本紙全体でもほとんどシミはございません。表装、本紙に若干巻きジワがございます。描かれてから最低でも70年以上経てますので経年変化とお考え下さい。写真でご確認下さい。高さ136㎝ 幅65.7㎝(表装含む)
共箱。塗軸(金漆で縁取り)
【参考文献】
20世紀物故日本画事典 美術年鑑社
▢三宅凰白(みやけこうはく)
明治26年(1893)~昭和32年(1957)
明治25年5月2日、京都市に生まれる。本名清一。初め 呉月と号す。父は日本画家三宅呉暁。45年京都市立美術工芸学校絵画科、大正4年京都市立絵画専門学校をそれぞれ卒業、研究科に進級、同年密栗会の結成に参加、陸軍に志願入隊する。7年第12回文展に《演習所見》で初入選、14年第6回帝展に《おはらめ》で再び入選、以後帝展に毎回のように入選、また15年から山元春挙に師事、早苗会で研鑽を積み、昭和5年第11回帝展に《花旦》で特選となる。この間、大正15年第1回聖徳太子奉讃美術展に《壬生狂言》、昭和5年の第2回にも《思凡》で入選する。11年市立絵画専門学校助教授となり(24年まで)、同年の改組帝展、文展招待展、1年からの新文展に無鑑 査出品、祭礼や踊りをモティーフとした風俗画に取り組 む。18年早苗会の解散とともに耕人社の結成に理事として参加、戦後は25年第6回日展に《くさむら》、翌26年第 7回日展に《薪能》を依嘱出品、同年から光華女子短期 大学教授をつとめる。昭和3年2月26日歿。享年63。
【展覧会】
〇京都の日本画 1910~1930〈大正のこころ・ 革新と創造〉 京都国立近代美術館 昭和61年10月
〇大正日本画〈その闇ときらめき〉 山口県立美術館 平成5年1月
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